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関東一高、夏の甲子園で初の準優勝 パブリックビューイングに500人

関東第一高等学校で開かれたパブリックビューイングの様子

関東第一高等学校で開かれたパブリックビューイングの様子

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関東第一高校(江戸川区松島2)が夏の甲子園で初の準優勝を果たした。

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 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月23日、決勝戦となる関東第一高校と京都国際高校との試合が行われた。準決勝で神村学園を2-1で制し、初となる決勝進出を決めた同校では、体育館でパブリックビューイングを開き、在学生、近隣住民やOBなど約500人が集まった。大きな3つのスクリーンと座席を用意し、学生らが配るメガホン片手に会場は試合開始前から熱気に包まれた。

 左スクリーン前では、同校サッカー部の生徒らが黄色いユニホーム姿で応援をけん引。サッカー部の3年生は「準決勝はサッカー部の試合と重なり、現地で応援することができなかった。どうしても今回は応援したいと思い、自分たちが声を上げてパブリックビューイングを企画した。全身全霊で応援したい」と意気込んだ。

 先発は背番号10の畠中鉄心選手がマウンドに立ち、チーム全体が好調で堅実な守備力を発揮。両校共に激しい攻防戦を繰り広げ、4回裏で背番号9の成井選手がショートへの内野安打を打つも1点を取れず、0-0の接戦の中、7回を迎えた。7同表で背番号1の坂井遼選手がマウンドに立ち、無失点のまま9回の表を抑えた。

 9回裏、満塁のチャンスを迎え、サヨナラ勝ちに期待が懸かる同校に、会場は最高潮の盛り上がりを見せ、大きな声援が飛び交った。惜しくも1点を取れずタイブレークとなり、京都国際が先制。夏の甲子園では初めて坂井選手がマウンドを途中で降り、背番号11の大後武尊選手に交代。同校は10回裏で背番号6の市川歩選手が送りバントに成功し、代打で背番号12の堀江泰祈選手がショートゴロの間に1点を返し2-1となるも追加点を奪えず、惜しくも優勝を逃した。

 会場に来た近隣住民からは「すごく惜しく、悔しいが、両校とも強く、いい試合だった。初の準優勝を素直に喜びたい」という声が聞かれた。

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