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江戸川区内在住の高校生が「プリンmap」 水害問題考えるきっかけに

環境フェア2024(江戸川区)で展示した「ポスター展 喫茶店の人々」

環境フェア2024(江戸川区)で展示した「ポスター展 喫茶店の人々」

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 都立科学技術高校(江東区)2年の白井柑名さんが6月2日、江戸川区総合文化センター(江戸川区中央4)で開かれた「環境フェア2024」で「ポスター展 喫茶店の人々」と題した展示を行った。

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 江戸川区は昔から数々の水害を受けてきた地域で、区内全世帯に「水害ハザードマップ」が配布されている。各地域では大規模災害に備えまち歩きも行っている。

 区内に住む白井さんは、こうした背景に着目。住民に身近にまち歩きをしながら地形についても考えてもらえたらという思いから、「江戸川区内プリンmap」を作成している。区広域地図として完成するのが目標。自身も興味のある「喫茶店のプリン」をキーワードに、江戸川区内の喫茶店を取材して回った。

 取材の中で白井さんは「巡っていくうちに、喫茶店が地域のコミュニティーの中心として機能しているのでは、と考えるようになった。区内にはそうした喫茶店がいくつも存在している。プリンmapをきっかけに、地形についても知ってもらえるのでは」と話す。

 指導した同校科学技術科主任教諭博士(工学)の森田直之さんは「制作したポスターは、取材した店に渡している。活用いただけたらうれしい。まちを歩く仕組みをつくり、住んでいる地域の危険な場所や高台など知ってもらえたら」と話す。

 ポスター展の写真は、白井さんが撮影したものと店主から提供されたもの。それぞれのキャッチコピーは、取材時に印象に残った言葉を添えた。

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