24時間体制で在宅医療、訪問看護事業を行っているしろひげ在宅診療所(江戸川区東瑞江3)が11月12日、6周年を記念した在宅医療シンポジウムを東部フレンドホール(江戸川区瑞江2)で開く。
ゲストに、「80歳の壁」著者で精神科医の和田秀樹さん、NPO法人「抱撲(ほうぼく)」理事長で東八幡キリスト教会牧師の奥田知志さんを招き、それぞれの講演と、同診療所院長の山中光茂さんを交えた対談を行う。
「人々が、住み慣れた場所で安心して最期まで暮らすことのできる『当たり前の幸せ』とは」をテーマに、「専門職に従事している人から一般まで楽しめる対談内容を用意している」という。
和田さんは、高齢者専門の総合病院、浴風会病院精神科医、国際医療福祉大学教授を経て、現在は「和田秀樹こころと体のクリニック」院長を務める。2022年、日本の年間ベストセラー1位になった「80歳の壁」を含め、著書は970冊に及ぶ。映画監督としても活躍し、デビュー作「受験のシンデレラ」はモナコ国際映画祭グランプリに輝いた。
奥田さんは1990(平成2)年、東八幡キリスト教会に牧師として赴任した。同時に学生時代から始めた「ホームレス支援」に北九州で参加。事務局長等を経て、北九州ホームレス支援機構(現、抱樸)の理事長に就任。これまでに3700人(2022年12月現在)以上のホームレスの人々の自立を支援。そのほか、共生地域創造財団代表理事、全国居住支援法人協議会共同代表、国の審議会などの役職も歴任している。
シンポジウム開催に向け、山中さんは「シンポジウムを通して、当たり前の幸せを感じられる毎日のために在宅医療でできることとは何かを、和田さんと奥田さんと共に、対談形式で皆さまにお伝えできれば」と呼びかける。
開催時間は18時30分~20時30分(18時開場)。入場無料。事前申し込みも受け付けるが、当日参加も可能。