「炭火焼ほるえもん 小岩店」（江戸川区西小岩1）が5月11日、総武線小岩駅北口から徒歩1分の場所にオープンした。芝浦市場「芝浦ブランド」から直送される新鮮なホルモンを備長炭で焼き上げ、和風で提供するのが特徴。篠崎に続き2店舗目となる。

芝浦直送　新鮮な「ほるえもんハラミ」

　同店はビル2階に位置し、再開発が進む小岩の街並みを大きな窓から眺められる。掘りごたつ4席、個室を含むソファ5席、カウンター2席を備えた店内は、落ち着いた内装で仕上げた。全席に排煙フードを完備。

　店主は、内装業も営む寺口信男さん。自身も大のホルモン好きで、篠崎に1号店を開業。2店舗目は、昔から縁がある小岩を選び、「仲間も多く、人情味にあふれる街で、地元に根づく店にしたい。小岩の街が大好き」と話す。内装デザインも寺口さんが手掛ける。

　同店では、「芝浦ブランド」から仕入れるハラミやタン、シマチョウ、ギアラなど常時30種以上のホルモンを用意。炭には天然木の備長炭を使う。味付けには自家製の漬けダレ、酢ダレ、青唐辛子しょうゆのほか塩さんしょうなど日本の伝統的な香辛料を使う。「自家製もつ煮込み」はしょうゆベースでもつを柔らかく煮込み、やさしい味わいに。

　手先が器用で「何でもこだわって作る」という寺口さん。「こだわりの梅干しサワー」の梅干しは、紀州南高梅などの国産梅を漬けて天日干しするなどの研究を重ね、「手塩にかけて仕込んだ」という。きな粉と黒蜜で作る「ほるえもんアイス」や黒ごま餡（あん）が入った「グイグアン」（以上280円）は、食後に合わせて甘くなりすぎないよう仕上げた。

　「芝浦直送のホルモンは希少。日本の伝統的な調味料を組み合わせることで、お客さまに新鮮な驚きと楽しさ、おいしさを届けたい。ベンチシートや『VIP個室』など、空間づくりにもこだわっているので、何度でも通いたくなる店を目指している。江戸川区や小岩の街を仲間やお客さまと一緒に盛り上げていけたら」と来店を呼びかける。

　営業時間は17時～24時。