NPO法人「らいおんはーと」が運営する365日こども食堂「NUKUNUKU(ぬくぬく)」(江戸川区鹿骨2)で12月17日、「モリンガ宮古そばの試食会が開かれ、未就学児から小中学生、大人まで25人ほどが参加した。
モリンガは熱帯・亜熱帯地域で栽培されている植物で、90種類以上の栄養価を持つ国連が認めるスーパーフードだが知名度が低いため、まずは子どもたちに効能や機能を知って欲しいという狙いで一般社団法人「モリンガの森プロジェクト協会」と企画した。
当日、同協会代表理事の矢部剛さんが、そばの準備をしながら、協会設立の背景、宮古島のモリンガ植樹や栽培活動、CO2の吸収力がスギの10倍以上あると言われているモリンガが地球温暖化を抑制することを、動画を交えて解説した。
試食会では、沖縄県宮古島の「古謝そば屋」と提携し開発された「沖縄無農薬モリンガ入り生麺の宮古そば」を子どもたちと調理。参加者からは「おいしかった。食べたことのない味がした」「苦い味のイメージだったけど、全然苦くない」「もっとクセがある味かと思ったが、クセがなく食べやすい」などの声が聞かれた。
「モリンガの素晴らしいところは、そば、お茶、お菓子、石鹸など、さまざまな加工ができることで。試食などの体感活動を通し、魅力を伝え、地球温暖化抑制と人々の健康の循環を作り出していくために活動していく」と矢部さん。らいおんはーと広報の佐藤すずみさんは「SDGsにつながる活動として、企業や団体と連携してこのような会を増やしたい」と話す。