江戸川区とウメザワ(江戸川区東小岩1)が開発した「SDGsアプリeito」のキャラクターコンテストの審査会が9月30日、同社で開かれた。
同アプリは、介護事業や教育事業を行う同社が、江戸川区内のSDGs推進を目的に同区と共同開発したもの。SDGsに貢献した行動を記録したり、地域のさまざまなスポットを探してポイントをためたり使ったりすることができる。地域のボランティア情報を探すことができるほか、無料で給水できる「ウオーターステーション」の位置も表示。行方不明になった認知症の人の情報交換ができる「みまもりSOS」機能も備える。現在、200以上の店舗や企業が「つながるスポット」として協力している。
コンテストは、区在住・在学の小学生以上の児童・生徒を対象に同アプリ内で実際に使うキャラクターを募集するもので、88件の応募があった。審査会では同コンテストの事務局職員、区職員、デザイナーなどが選考に当たり、12のキャラクターを選んだ。今後、区内で開かれるさまざまなイベントでの一般投票を経て6つのキャラクターを採用する。
10月1日で運用開始から1年を迎えた同アプリについて、同社の梅澤宗一郎社長は「eitoは、飲食店、美容系、教育機関など、さまざまな職種の方々が区分けされず、同じ地域というつながりで混ざり合って交流できるプラットフォーム。1年前にはゼロだったものが、SDGsを通して数千人規模のつながりを生み出せたことがうれしい」と話す。
採用が決まったキャラクターはデザイナーによりブラッシュアップされ、同アプリの中で使っていく。