葛西臨海水族園(江戸川区臨海町6)が「ブリーディングローン(繁殖目的の貸与)」で提供し、今年3月に札幌の水族館「AOAO SAPPORO」(札幌市中央区)で誕生したフェアリーペンギンのひなの名前が6月11日、「ミント」に決定した。
葛西臨海水族園が札幌へ繁殖支援して誕生したひなペンギン 「ミント」
「AOAO SAPPORO」では、2年ぶりのひなペンギン誕生を受けて、今年5月23日から6月7日までの間、愛称を募集。応募総数4547件の中から、誕生時より飼育管理を行っている生物担当スタッフが「ミント」に決定した。ミントのように爽やかな気分を届ける存在になってほしいとの願いが込められているという。
今回誕生したフェアリーペンギンのひなは、葛西臨海水族園から「ブリーディングローン」で提供された雄の「ソラ」と雌の「アクア」のペアの間に生まれ、同館で2例目としてふ化。「ソラ」と「アクア」も、常設展示コーナーで飼育され、それぞれ青を連想する愛称がついている。
フェアリーペンギンは、オーストラリア南部やニュージーランドに生息する世界最小のペンギンで、体長30~40センチ、体重約1キロ。青みがかった体色が特徴。
葛西臨海水族園では1991(平成3)年にフェアリーペンギンの飼育を開始。2024年12月末時点では、国内で飼育されている46羽のうち22羽が同園におり、2005(平成17)年以降新たな個体の導入が途絶えていた。遺伝的多様性を守るため、海外からフェアリーペンギンの卵を輸送するプロジェクトに挑戦するなど、同種の飼育や繁殖に関する知見を生かし、飼育環境や方法について「AOAO SAPPORO」をサポートしてきた。
今回の繁殖成功は、同園の技術協力の成果の一つなり、「AOAO SAPPORO」生活するフェアリーペンギンは1羽増えて7羽となった。