
篠崎のパティスリー「パティシエ・ヒロ ヤマモト」(江戸川区篠崎町1)が現在、全国で開催されている「第5回 ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2025」に参加している。
フランス菓子の魅力を広めることを目的に、全国のパティスリーが各店オリジナルの一品を提供する同イベントには昨年、全国で290店が参加。今年は、フランスの伝統菓子「サントノレ」をテーマに、江戸川区内から同店とパティスリー「La fille(ラ・フィーユ)」(一之江7)の2店舗が参加している。
「食べログスイーツTOKYO百名店2023」にも選出されている同店。今回の企画に合わせて考案した、フレッシュなマンゴーとカシスを使ったサントノレを販売している。
オーナーシェフは山本浩泰さん。イタリアンレストランでドルチェを担当したことをきっかけに菓子の道に進み、パティスリー数店を経た後、フランスで修業を積んだ。帰国後は「ピエール・エルメ・パリ」をはじめとするパティスリーでシェフパティシエとして活躍後、2011(平成23)年に独立した。山本さんは「ケーキに旬のフルーツを使うことや鮮度を大事にすることはフランスでの経験が生きている」と話す。
山本さんが作るサントノレは、土台となるパイ生地に、カシスクリームとカシスシロップ煮を敷き詰める。マンゴーのクリームを搾ったケーキは、「暑い夏でもさっぱりと食べられる程よい酸味と、軽やかなマンゴーの風味が特徴」だという。小さなシュー生地の中にもカシスクリームをたっぷり入れる。
サントノレの価格は820円。平日6個、休日には8個を販売しており、売り切れ次第終了。
「もともとマンゴーとカシスのケーキを考案していたところ、このイベントのためにサントノレ仕様にした。マンゴークリームにはマスカルポーネを入れており、生クリームなどを使っていないのが特徴。サントノレはもちろん、ぜひ他のケーキも食べてみてほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は11時30分~19時30分。火曜・水曜定休(祝日を除く)。