
江戸川区出身の作家・角野栄子さんを審査委員長とする「第2回角野栄子もっとあたらしい童話大賞」の作品を、ポプラ社(品川区)が公募している。後援は江戸川区。
同賞は「従来の童話のイメージにとらわれず、5~8歳の子どもたちを夢中にさせる物語」の創作を目的として設けた。文章のみ(4000~8000字)に加え、イラストなどのグラフィック表現を含む作品も対象とする。応募作品は商業出版未発表のものに限り、プロ・アマを問わず応募可能。既に作家デビューしている人のほか、アニメ・ゲーム・デザイン・アート・映像分野など異業種からの応募、学生の参加も歓迎している。
今回、新たに特別審査員として、「となりのせきのますだくん」「すみっこおばけ」などロングセラー絵本や「ざわざわ森のがんこちゃん」の挿絵でも知られる作家・武田美穂さんが就任した。
角野さんは「第1回ではとても新鮮な作品に出合うことができた。今回もそれを上回る物語に出合えることを期待している。童話という言葉に縛られず、自由に冒険していただきたい。武田さんの書く元気のいい主人公は、子どもたちに人気。そんな力を持った武田さんに参加していただいて、今回も大いに期待しつつ、作品の到着をお待ちしている」と応募を呼びかける。
応募締め切りは7月31日(当日消印有効)。郵送またはウェブサイトで受け付ける。大賞受賞者には賞金50万円を用意するとともに、ポプラ社の担当編集者がつき、幼年童話としての刊行をサポートする。
昨年の表彰式は魔法の文学館(江戸川区南葛西7)で行ったが、今年の表彰式会場は未定。