
江戸川区選挙管理委員会が、若年層の投票率向上を目的に、銭湯応援キャラクター「お湯の富士」をデザインした投票済証を作成した。6月14日に始まった東京都議会議員選挙の期日前投票より、希望者に配布する。投票日当日の6月22日も各投票所で配布予定。
同委員会ではこれまで、区内の小中高生によるポスターコンクールや、都立高校での出前授業、模擬投票などを通じて、主に若い世代を対象にした選挙啓発に取り組んできた。2023年4月の区議会議員・区長選挙以降、投票済証には区の公式キャラクターなどをあしらうなど、選挙を身近に感じてもらう工夫も進めている。
今回採用した「お湯の富士」は、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合江戸川支部のマスコットキャラクターで、力士をモチーフにした「えどがわ銭湯応援キャラクター」。区内銭湯でグッズを販売するほか、区民祭りなどのイベントで着ぐるみマスコットが登場するなど、子どもから高齢者まで幅広い世代に親しまれている。
区選挙管理委員会の流(ながれ)英一事務局長は「区民に親しまれているキャラクターを活用することで、若い世代にさらに選挙への関心を持ってもらい、投票率の向上につなげたい」と話す。