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一之江のパティスリー「ラ・フィーユ」 フランスパティスリーウィーク初参加

今年のテーマ「フランスの伝統菓子・サントノレ」(写真提供=La Fille)

今年のテーマ「フランスの伝統菓子・サントノレ」(写真提供=La Fille)

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 一之江のパティスリー「La Fille(ラ・フィーユ)」(江戸川区一之江7)が、7月1日~31日に全国で開催される「第5回 ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2025」に初参加する。

「La Fille」オーナーシェフ 前田真吾さん

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 同イベントは、フランス菓子の魅力を広めることを目的に、全国のパティスリーが各店オリジナルの一品を提供する催しで、昨年は北海道から沖縄まで290店が参加した。今年は、フランスの伝統菓子「サントノレ」をテーマに、江戸川区から同店と「パティシエヒロ・ヤマモト」(篠崎1)の2店が参加。昨年に続き、「スイーツ名言&推し活」企画や、能登半島地震による被災地支援のための「北陸支援企画」を実施する。

 サントノレは、19世紀にパリのサントノーレ通りのパティスリー「シブースト」で誕生したとされ、円形のパイ生地にクリームを搾り、キャラメリゼしたミニシューを飾る伝統菓子。フランスでは特別な日に食べる菓子として親しまれている。

 同店オーナーシェフの前田真吾さんは2006年に製菓専門学校を卒業後、ラ・フィーユに入社。渡仏してミシュラン1つ星レストランで修業を積み、帰国後に国内でも修業、同店製造責任者を経て2020年にオーナーシェフに就任。20周年を迎える今年6月下旬には、店内のリニューアルオープンも予定している。

 前田さんは「企画スタートの季節に合わせ、サントノレに爽やかさを意識した。クリームにはキャラメルでほろ苦さと塩気を加え、中央にはレモンのコンフィチュールを入れている。伝統を守りながら、夏らしさとオリジナリティーを出せるよう工夫した」と話す。

 さらに「パイの間に入れたプラリネ(ローストしたナッツをキャラメリゼしペーストしたもの)は、ヘーゼルナッツのえぐみとアーモンドのまろやかさをカスタードに合わせた。ふんわりしたシューの上には、ガリッとしたあめの食感を残している。地元のお客さまはもちろん、イベントをきっかけに初めて店に訪れるお客さまにもおいしさを知ってほしい。伝統と創造性が詰まったサントノレを、ぜひ楽しんでもらえたら」と呼びかける。

  営業時間は10時30分~20時(日曜は19時まで)。火曜定休、リニューアルに向けて一時休業日あり。

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