「中小岩盆踊り」が7月27日・28日の2日間、江戸川区立中小岩小学校(江戸川区北小岩3)の校庭で40年ぶりに行われた。
作家・角野栄子さんの母校としても知られる同校は新校舎への改築を間近に控えており、現在の校舎を生かした最後のイベント開催となった。
来場者数は2日間で延べ約4000人。14の模擬店が出店し、同校PTAをはじめ、近隣各自治会、少年野球チーム、こども劇場、民間企業などが協賛した。
今年は特に、盆踊りと和太鼓に力を入れたという。開催に向けて踊りや太鼓の練習を行い、当日は来場者が輪になって大勢で踊りを楽しめるよう工夫した。当日は炭坑節やダンシング・ヒーローなどの曲に合わせて櫓(やぐら)の上で代わる代わる子どもたちが和太鼓をたたき、浴衣に身を包んだ老若男女が輪になって踊りを楽しんだ。
実行委員長で同校PTA会長の古谷誠さんは「自治会の青年部のメンバーやPTAが子どもの頃に体験した盆踊りを、今の子どもたちにも体験してほしいと思った。輪になって踊れる楽しさを知ってほしい。今の校舎は8月に改築作業が始まるので、この校庭を生かして最後に復活させたいと思った」と話す。「近隣の自治体と協力しながら、子どもたちが自分たちの地域になじみのある思い出を作ってほしい」とも。