ウメザワ(江戸川区東小岩1)と江戸川区が7月22日、区内でウオーターステーションの設置を始めた。同社と区が開発した「SDGsアプリeito」を活用し運用する。
ウオーターステーションは、無料で水分補給やマイボトルへの給水ができる場所を、民間店舗や公共施設に設置する取り組み。熱中症予防や健康維持、プラスチック削減による地球環境への貢献を目的としている。同日より区内73カ所に設置され、今後も拡大していく見通し。
ウオーターステーションの設置場所は「SDGsアプリeito」に登録され、アプリ内で、設置されている位置情報や、給水した際に削減されるペットボトルのCO2量を確認することができる。加えて、給水することでポイントをためることができ、それを使って、区内の登録店舗・企業「つながるスポット」などでサービスを受けたり、アプリ内でキャラクターを獲得したりすることができる。
設置した民間店舗の一つ、ファミリア歯科(船堀4)では、患者のために設置していたウオーターサーバーをウオーターステーションとして開放した。「つながるスポット」の一つとして、たまったポイントとデンタルグッズを引き換えるサービスも行う。
同クリニックの梨木瞳さんは「ウオーターステーションがあることで、患者にとって、受診日以外でも、近くに来た時に気軽に寄って話しができるような場所にしたい。近くには駅やスーパーもあるため、広く地域の方々にも知っていただき、eitoを通してSDGsが広がっていくきっかけになれば」と期待を込める。