一之江抹香亭(江戸川区一之江5)で現在、「いきもの展」が開催されている。
環境教育普及を目的に2020年に始まった同展。一之江境川親水公園にいる水辺の生き物、鳴く虫の女王と呼ばれるカンタンがすむ広場「カンタンの里」にいる草地の生き物、抹香亭庭の木にいる樹木の生き物、同園近辺のこれら3つの環境で見つかる生き物を展示する。昆虫や魚、エビ、陸産貝類、チョウの幼虫などのほか、アオダイショウやトンボなどの標本も見ることができるようにする。
今年初の取り組みとして、来園者が探したセミの抜け殻を、クマゼミ、ツクツクボウシなど種類を調べて分け、最終的にどのセミの抜け殻が一番多く集まるかを集計する「セミのぬけがら調査隊」を来園者参加型で行う。
期間中の土曜は、同展担当者が解説員としてさまざまな質問に答える。担当者は「皆さんに生き物に興味を持ってほしい。普段生活している中でも、植え込みの中をのぞいたりすると、さまざまな生き物がいる。鳴き声に耳を澄ますことでも生き物の存在に気付くことができる。興味を持つことでもっと見つけられるようになるのでは」と話す。
開園時間は9時~17時。入園無料。8月4日まで。