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江戸川自然動物園が開園40周年 新たにレッサーパンダも

飼育員の松丸さんとレッサーパンダのサクユリ

飼育員の松丸さんとレッサーパンダのサクユリ

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 都内初の区立動物園として開園した江戸川自然動物園(江戸川区北葛西3)が5月5日で開園40周年を迎えた。

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 日本に16頭しかいない希少種のオオアリクイなど、珍しい動物を含む58種600匹以上のさまざまな動物を展示している同園。開園以来、鑑賞コーナーだけではなく、出入り自由な「動物のふれあいコーナー」など動物と触れ合える機会を設け、江戸川区内外の多くの人に親しまれてきた。

 2月14日には、都立大島公園動物園(大島町)からレッサーパンダのサクユリ(雌・2歳)が来園していた。4月からサクユリを担当している飼育員の松丸伸江さんは「来たばかりの頃はずっと動き回っていたが、最近は歩き回ったり木の上で休んだりしている」と話す。当初はおとなしい様子だったサクユリも、今では元気いっぱいに歩き回り、昼寝をして過ごしているという。

 毎日の食事にはメインの竹をはじめとし、体重の推移を見ながらペレット(草食動物用の餌)とおやつのリンゴを与えている。サクユリは特にリンゴが大好きで、おやつの時は呼ぶとすぐリンゴのトレイにやって来る。

 一方、竹には好みがあり、時に食べ渋りもある。朝と昼前後に外の筒に入っている竹を交換し、夜間は部屋でいつでも食べられるように大量の竹を設置している。サクユリは筒に入った竹を、手で上手に手繰り寄せ、口を近づけて竹を食べるという。

 同園には、サクユリを見ようとカメラを手にしたレッサーパンダのファンが訪れる。「レッサーパンダが好きな方が、インスタグラムでかわいいサクユリの写真をたくさん載せてくれている。ぜひチェックしてみてほしい」と呼びかける。

 開園時間は10時~14時30分(土曜・日曜・祝日は9時30分~)。月曜休園。入園無料。

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