今年で47回目となる「江戸川区民まつり」が10月13日、都立篠崎公園(江戸川区上篠崎1)で行われる。
1978(昭和53)年から、「区民による手作りの祭り」をコンセプトに継続されてきた同イベントでは今年、2つのブースを新設し、8つのコーナーを展開する。式典・中学校合同吹奏楽を披露する「ハッピィひろば」、太鼓、民謡舞踊の披露などを行う「みんなのひろば」、囲碁や伝統工芸の体験ができる「好奇心のひろば」、交流都市物産展などを展開する「物産ひろば」、親子で大工体験などができる「物知りひろば」、動植物と触れ合える「花と動物のひろば」のほか、新たに「食文化の祭典」に出店する区内飲食店が模擬店を出店する「にぎわいひろば」と「防災スポーツ×キッチンカー」ブースを新たな試みとして導入する。
同区は9月、日本キッチンカー経営審議会と「災害時におけるキッチンカーによる物資の供給等に関する協定」を締結した。区内で大規模な災害が発生した際、キッチンカーを生かした支援活動を行えるような取り組みを始めている。区内には同審議会を協力団体として活動している「江戸川区移動販売団体」があり、平常時から祭りなどでキッチンカーによる食事提供を行っている。同イベントでも出店予定。
江戸川区移動販売団体代表で、「らうめんなな」を運営する遠藤美智子さんは「区民祭りを通して防災体験をすることにより、キッチンカーに触れていただけたら。江戸川区が防災のための協定を締結したことや、審議会が能登半島地震で活躍したことなども、区民の方々に知っていただけるきっかけになれば」と利用を呼びかける。
開催時間は9時~16時。入場無料。雨天実施。