小岩神社(江戸川区東小岩6)で2月3日、今年も節分祭豆まきが行われた。3回に分けて行い、近隣在住の「年男年女」らが拝殿から福豆をまいた。訪れた人々はにこやかに拝殿に向かい手を伸ばし、「福つかみ」を楽しんだ。
小岩の地は、下総国の国府(現在の市川市国府台付近)に近く、古くから開発が進んだ地域。小岩神社は、鎌倉時代にはこの一帯を治めた御家人・葛西清重を祖とする葛西氏によって伊勢神宮に寄進され、「葛西御厨(みくり)」と称された。こうした歴史を背景に、崇敬心のあつい下小岩村では1536年、「五社大明神」「五社明神社」と呼ばれ広く尊崇を集めていた同神社を下総国行徳から遷座。以来、小岩の総鎮護として祭られてきた。
節分祭は毎年恒例の年中行事で、今年も多くの住民らが福を求めて参拝に訪れた。福くじの景品交換コーナーも設け、親子連れから高齢者まで幅広い世代の人々が鬼のお面付きの福豆と交換する姿が見られた。
近所から足を運んだという親子連れは「子どもが毎年豆まきを楽しみにしている。新しい季節を迎える節目に、伝統行事を体験できるのはうれしい」と話していた。