
日本にインド紅茶を広めた「シャンティ紅茶」店主のベラ・チャンドラニさんによるアフタヌーンティーイベントが9月30日、西葛西のスパイスマジック カルカッタ本店(江戸川区西葛西3)で初めて開催された。
インド紅茶の産地といえばアッサム、ダージリン、ニルギリが三大産地とされる。ベラさんはミルクティーに適した紅茶で有名なインド東部のアッサム出身で、インド政府紅茶局の広報担当として1978(昭和53)年に来日。翌年、「西葛西リトルインディアの父」として知られるジャグモハン・チャンドラニさんと西葛西に移り住み、紅茶の輸入販売を本格化させた。
当日は6人が参加。参加者はインドの民族衣装を着用し、インド紅茶の基礎知識で始まり、5つのコールデンルールに沿ったおいしい紅茶のいれ方、オレンジを入れた紅茶やスパイスを効かせたチャイの試飲、インドのお菓子でティータイム、ヒンディー語の片言会話講座など、ベラさんの軽妙なトークでインドの日常を感じながら、インド紅茶文化の奥深さを学んだ。
主催したベラ・チャンドラニさんは「インドでは朝から夜まで、常に紅茶と共に生活が成り立っている。日本のお茶文化との共通点も多く、日本語の元になったヒンディー語も多い。紅茶と会話を楽しみながら、インドと日本の橋渡しをできれば」と話す。
今後も月1回のペースで開催予定。開催日はスパイスマジックカルカッタのインスタグラムで知らせる。