
敬老の日に合わせた撮影イベント「敬老の日撮影会 大人日和」が9月15日、申孝園ロータスヴィラ(江戸川区一之江6)で開かれた。当日は、「まいぷれ江戸川区」編集長でシニアフォトカメラマンの畑崎英美さんとシニア専門カメラマンの五十嵐たいこさんが撮影。「大人日和」は全国各地で一斉に敬老の日撮影会を行った。
大人日和は、写真家・橘田龍馬(たちばなだりょうま)さんの「遺影写真×最高の笑顔=イェイ!写心」という前向きな写真の提案や思いに賛同し、全国から集まったシニア撮影を行う100人以上のカメラマンによる活動。
同イベントでは、自然な美しさを引き出すヘアメークを施すブースや「まねきねこ治療院」によるはり・きゅうマッサージ体験、耳つぼジュエリー体験、ヘッドスパ体験ブースも用意。撮影費は無料で、データは1枚1,000円で販売。購入者にはプリント写真1枚を進呈した。
入居者を中心に開いた同イベントは始終和やかな空気に包まれ、カメラマンやメーク師らが優しく自然な会話で参加者の緊張をほぐす様子が見られた。五十嵐さんは撮影前に一人一人の話に熱心に耳を傾け、会話の中から自然な笑顔を引き出した。撮影が始まると参加者の好みに合わせて「上品な雰囲気の方が良いか」「自分らしい方が良いか」など、撮ったデータを見せながら、参加者に寄り添った提案を行った。
畑崎さんは「マイナンバーカード用の証明写真を撮りたいと申し込んだ方も、自然なメークに施されて美しくなり、さまざまな撮影を楽しんでいる様子が見られてうれしい。年を重ねると、撮影してもらう機会が減ってくると感じるが、シニアの方々の持つ美しさ、生き様はすてきな表情となって現れている。その良さを引き出す手伝いができれば、という思いで活動している」と話す。
「江戸川区内の介護施設などには1団体につき1回、無料で私が訪問している。ぜひ写真を撮られてうれしい、楽しい、撮ってもらって良かったという体験をしてほしい。全国で活動している『大人日和』についても知ってもらえるきっかけになれば」とも。