
8回目となる「小岩阿波踊り」が7月5日、再開発の進む小岩駅北口周辺で開かれた。
昨年は開催前に雷雨に見舞われたが、今年は天候に恵まれにぎやかなスタートを切った。オープニングイベントでは高円寺「吹鼓連」が演舞を披露したほか、阿波踊り教室も開いた。
参加連は13団体。葛飾「かつしか青藍連」や小岩「江戸無常」、飛び入り参加が可能な「にわか連」も駅前で演舞を繰り広げ、会場を熱気に包んだ。「江戸無常」は小岩のニューオークラグループが1回目の開催に向けて立ち上げ、高円寺の吹鼓連から指導を受けた地元の阿波踊り団体。三軒茶屋、文京、新小岩など都内各地からの連も参加した。
再開発が進む小岩北口では、駅前にコンパクトな芝生エリアが生まれ、キッチンカー出店やイベントスペースとして住民らに親しまれている。今年は同スペースで、小岩北口町会が近隣飲食店と提携しドリンクやフードを提供。始終行列ができる盛況ぶりを見せた。
阿波踊りの鑑賞に訪れた近隣の親子は「小岩でこうした祭りがあってうれしい。来年はにわか連に参加してみたい」と話していた。