
自家焙煎(ばいせん)コーヒーとバインミーの店「Mano a Mano(マノアマノ)」(江戸川区西葛西6)が恐竜公園として親しまれる西葛西子供の広場にオープンして、7月10日で1カ月がたつ。キッチンカーで江戸川区内を中心にバインミーを3年間販売してきた母子が実店舗を構えた。
店内ではベトナムのサンドイッチ「バインミー」やケーキ、コーヒーを提供。息子・間野直也さんが前職でコーヒーに関わる仕事をしていたことから、店内に焙煎機を設置。自家焙煎コーヒーを提供するほか、豆の販売も行う。席数は10席を用意する。
バインミーは柔らかいフランスパンに野菜や肉、パクチーなどを挟んだ、ベトナムでポピュラーなサンドイッチ。同店では、大根とニンジンを甘酢で漬けたものとキュウリをベースに作り、野菜は区内の農家から仕入れる。豚肉やソーセージは、地元の愛知屋精肉店(東葛西5)のものを、バインミーのパンには小麦粉に米粉をブレンドして作るサンワローラン(平井7)のものを、それぞれ使う。
「豚肉目玉焼きバインミー」「エビアボカドチキンバインミー」が人気だという。ベトナムでも定番のラインアップのほか、オリジナルメニューも多数そろえる。
直也さんは「ドリンクは練乳が入ったベトナムコーヒーや、苦みが少なくすっきりした仕様のアイスコーヒーの注文が多い」と話す。「お薦めはコーヒーゼリー。オーダー後にバニラアイスと生クリーム、ミントをトッピングする。コーヒーの苦みとバニラアイスの甘さが良く合うメニュー」とも。
夏場である今はかき氷が人気で、親子連れでかき氷を食べる姿や、店内で焼いたケーキのテイクアウトを求める人の姿も見られた。
直也さんは「これまでたくさんのバインミーを食べ歩いて、今のメニューを作った。14時~16時ごろは比較的空いているので、遅めのランチやお茶の時間として過ごすのに最適。ぜひ食べに来てほしい」と呼びかける。
営業時間は11時~20時。月曜定休。