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小岩公園西側がリニューアル 「みんなのこうえん」プロジェクトの一環で

新旧遊具を配置し、遊びやすく整えた小岩公園西側エリア

新旧遊具を配置し、遊びやすく整えた小岩公園西側エリア

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 1963(昭和38)年の開園以来、地域の拠点として活用されてきた小岩公園(江戸川区北小岩6)の西側エリアが3月31日夕方、リニューアルオープンを迎える。同園は開園60年以上が経過し、施設の老朽化やバリアフリー対応、樹木の老木化などを課題としていたが、これからも長く地域の人々が「みんなのこうえん」として活用できるよう、全面リニューアル工事を行っている。

桜が開き始めた東側エリア

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 江戸川区は1970(昭和45年)から、「ゆたかな心 地にみどり」を合言葉に掲げ、「水と緑が豊富で良好な環境の創出」を目指し、区民と区が一体となって緑化運動を進めてきた。2020年には緑化運動50年を迎え、2024年6年4月1日時点で、区内の樹木本数は708万本以上、公園500カ所367ヘクタールと、公園の総面積は23区で1位を誇る。

 同区では、「地域住民にとっての身近な公園が『地域の庭』のようになってほしい」という思いを込め、「みんなのこうえん」プロジェクトを2022年に開始。同園をはじめ、区内の複数の公園でワークショップを開いている。公園のリニューアルに際し、同区環境部公園整備課設計係は「これまで使っていた遊具のほとんどは配置を換えて、今後も楽しめるようにレイアウトした。ワークショップは今後も行っていく方針で、公園の中心に大きな芝生や築山を創出した。これからも地域の人々が主体となって利活用してもらえたら」と呼びかける。芝生は現在養生中のため、公園内の一部エリアは立ち入り禁止となっている。

 リニューアルを心待ちにしていたという近所の親子は「晴れの日も雨の日も、3人の子どもたちを連れて通い続けている公園。家族にとって第二のホームのような場所。新しくなった公園で、またたくさんの思い出を作っていきたい」と目を輝かせていた。

 今後、東側エリアも改修し、全面開放は2026年8月を予定。公園に植えられた桜も、見ごろを迎えている。

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