1934(昭和 9)年に船橋市本町の本家酒販店から独立し、東小岩に山田屋商店として開業した山田や酒店(江戸川区東小岩5)の蔵「The EastEnd Gallery」で11月11日、「きらめきの時間」展が始まった。
今年で90周年を迎える同店は2024年2月から、蔵をアートスペースとして活用しており、ゲストを招いた展示は今回で2回目。
「きらめきの時間」は、江戸川区内在住でイラストレーターとして活動する浅井和恵さんによる展示で、同店の雰囲気に合わせて「お酒と美女」をコンセプトにしている。浅井さんが在廊する日は、15分程度で1,000円でポートレートドローイングも行う。
佐賀県のクラフトジン蒸留所「楠乃花蒸溜所」が手がけた「スティルダムジン 南高梅」のラベル挿絵も手がける浅井さん。コピックペンを用いて描くイラストは、ロック・グラム要素を取り入れた女性画が多い。それぞれの作品に物語を持たせ、キャプションもイラストとともに展示している。
浅井さんは「『きらめきの時間』というネームには、来場していただく方が、お酒を飲みながら楽しめるすてきな時間になるようにという思いを込めた。酒屋さんの蔵に合わせてお酒と女の子たちをテーマに、少し感傷的なものや、心躍るものなど、さまざまな物語を描いている。ぜひ足を運んでいただければ」と呼びかける。
開催時間は日~水が13時~21時まで。金、土が13時~22時まで。木曜日のみ15時~21時まで。入場無料。作家在廊日はSNSで知らせる。12月8日まで。