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日比野克彦さん企画・監修「えどがわBOXART展」開催へ 作品募集も

10月17日「自分とは何かを考える」をテーマにワークショップを行った日比野克彦さん

10月17日「自分とは何かを考える」をテーマにワークショップを行った日比野克彦さん

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 東京芸術大学学長でアーティストの日比野克彦さんが企画・監修する「えどがわBOXART展」が11月21日から、江戸川区総合文化センター(江戸川区中央1)で開催される。

「第4回BOXART展」のエントリー受付は10月31日まで

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 今年で4回目となる同展のテーマは「箱の中に自分を表現してみよう 箱の中にある他者の気持ちを受け入れてみよう」。

 区内外問わず、誰でも作品応募ができる同展。エントリーは10月31日までで、11月1日~10日に作品を受け付ける。応募作品は審査の上、展示し、12月14日に授賞式も行う。

 江戸川区は、文化芸術を通してSDGsをより身近なものとして考え、体感してもらうことを目的に日比野さんを招き同展を開いている。ボックスアートは、箱の空間を使ってさまざまな表現を行うアート作品。作者の世界観を体現できることから、学校の美術の授業でもよく採用されているという。

 日比野さんは、制作のヒントとなる「自分とは何かを考える」をテーマに10月1日と17日、同センターでワークショップを開いた。両日異なる内容で、17日は参加者が円形に配置された机で画用紙と筆記用具を使い、「28人が無意識と出会う旅」と名付けたグループワークを行った。

 ワークショップの中で、日比野さんは「BOXARTのワークショップ体験と皆さんが描いた4枚の紙の作品が、今後、悩みや迷いが出た時に自分のことを振り返る知るきっかけになれば。集団の中で協調性を考えて自己に対し不安になるときもあるが、素の自分も良いと思ってもらえるきっかけとして活用していただければ」と呼びかけた。

 さらに、日比野さんは「見に来た人は、持ち帰りたい作品に出会ったら持ち帰ることができる。作り手は、自分の作った世界が他者の部屋に行くかもしれないということを考えながら作る体験ができる。自分と他者の『無意識』が交わり、着飾らない素のままの自分でも受け入れられるという体験をしてもらえたら」と話す。「江戸川区の展示会は、ワークショップを含め区内外からさまざまな人が参加する。BOXARTを通して、他者との関係や多様性を感じてもらえたら」とも。

 開館時間は8時30分~22時00分。入場無料。12月22日まで。

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