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葛西臨海水族園・公園でアートイベント 蜷川実花さんら4人が参加

左=新領域株式会社ART+TECHプロデューサー杉山央さん 右=蜷川実花さん

左=新領域株式会社ART+TECHプロデューサー杉山央さん 右=蜷川実花さん

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 アートイベント「海とつながる。アートをめぐる。-Harmony with Nature-」が8月2日から18日まで、葛西臨海水族園・葛西臨海公園(江戸川区臨海町6)で開かれる。

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 今年で開園35周年を迎える同園は、2028年に大規模なリニューアルを控えている。東京都では、同館本館の保存、利用の検討、ガラスドームへの愛着を表現するイベントなどを「ガラスドームプロジェクト」と名付け進めている。

 期間中、写真家・映画監督の蜷川実花さん、メディアアーティストの落合陽一さん、映画作家の河瀨直美さん、アーティストの平子雄一さんらが、それぞれが感じる同園の自然と融合させた作品を創作し、展示する。プロデューサーは杉山央さんが務める。蜷川さんはwithEiMとして参加し、多様な光をまとう花やクリスタルを使った「Garden of Sky(空の庭園)」をクリスタルビューに展示。落合さん、河瀨さん、平子さんは4万本のヒマワリが咲くヒマワリ畑に、それぞれの作品を展示し、自然との融合を感じてもらう狙い。

 8月11日~14日は開園時間を3時間延長し、「Night of Wonder~夜の不思議の水族園~」と題した特別イベントを実施。開園中に水槽の照明を消し、魚と一緒に夜を迎える。

 記者会見で、蜷川実花さんは「葛西で創作するという話が出た際、昔から格好いいと思っていたクリスタルビューが浮かんだ。東京育ちの自分にとってもなじみがあった。世界的建築家である谷口さんの建築で展示したかった」「800本から成るクリスタル展示は、一つ一つが手作業。一階部分の写真も過去最大の大きさ。時間の経過とともに見え方が変化するこの空間を、ぜひ体感しに来てほしい」と呼びかける。

 会見後のインタビューでは、「クリスタル作品も初めて出力するので完成までは不安があったが、空や光に溶け込む作品になってとても満足している」「もともとすごく格好いいと思っていた建物。建築当時からデザインを衝撃的だと思っていた。35年たっても新しく、むしろ現代にぴったり。先を見越して建てられていたならすごい。自分の作品と建物と自然風景が一体化して、うれしい」とも。

 ミストの演出は9時30分~17時(15分間隔、最終16時45分)。特別イベント夜間開園時間は17時~20時(最終入園は19時)。

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