日本料理「くろぎ」(港区)のオーナーシェフ黒木純さんが10月16日、江戸川区内唯一の乳児院「わんぱく乳児院」(江戸川区篠崎町1)を訪れ、1~3歳の子どもたち20人に和食料理を振る舞った。
今回、五感を育む大切な時期の子どもたちに、食材に触れながら日本料理を体感してもらうことを目的に同院が企画。観賞用に準備したブリに触れ、子どもたちは経験したことのない感覚に大きな歓声を上げた。
振る舞った料理は、ブリ大根とおにぎりの2品。本格的な和食の味に、普段は食が細い子どももお代わりするなど、一升用意した米があっという間になくなった。
渡邉みどり院長は「人見知りの子も多いが、みんな自らお代わりしていて驚いた」と振り返る。同院では今後も、同様の企画を続けていく方針。