社会福祉法人「江寿会」(アゼリーグループ)が4月1日、地域共生複合施設「A-Cube(エーキューブ)」(江戸川区中央1)に多機能型事業所「アゼリーキッズラボ(児童発達支援・保育所等訪問支援)」を開設した。
高齢者通所介護、共生型生活介護、認可保育園、企業主導型保育園、東京都認証学童クラブ、児童発達支援事業の6つの機能が一体
今回の開設により、高齢者通所介護、共生型生活介護、認可保育園、企業主導型保育園、東京都認証学童クラブ、児童発達支援事業の6つの機能が一体となる体制が整った。世代や障害の垣根を越えた「地域共生」を実現する拠点として位置付ける。
「A-Cube」は、高齢者や障害児者、子どもが同じ空間で過ごすことで自然な交流を生み出す「ごちゃまぜ」の環境を特徴とする複合施設。日常の中で支え合いの関係性を育むことを目的に整備した。
新設した「アゼリーキッズラボ」は、増加する発達支援ニーズに対応するもの。少人数による支援や保護者への継続的サポート、地域の中で育つ環境づくりを一体的に提供する。45分の短時間集中プログラムや支援内容のデータ化など、「根拠に基づく」支援を行う点も特徴とする。
同じ建物内で多世代が関わる環境により、利用者は日常的に多様な人と接する機会を得る。世代や立場を超えた交流を通じ、地域全体で子どもを育てる環境づくりにつなげる。今後は同施設をモデルケースとし、地域連携の強化や多職種連携による支援の高度化、共生型サービスの拡充を進めるという。
アゼリーグループ代表の来栖宏二さんは「当施設は年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが同じ空間で自然に関わり合いながら過ごすことができる『地域共生』の実現を目指して整備してきた。今回開設した『アゼリーキッズラボ』は、発達に特性のある子ども一人一人に寄り添い、その子らしい成長を支える場であると同時に、保育・学童・高齢・障害福祉といった多様な機能とつながることで、より広い社会との接点を生み出す拠点になる」と話す。
さらに、「『支える側・支えられる側』という関係を超え、人と人が互いに影響し合いながら生きる社会こそが、これからの地域のあり方。多世代が交わり、日常の中で自然に共生が育まれる地域づくりに引き続き取り組んでいきたい」と意気込む。