平井に本社を置く島村楽器(江戸川区平井6)は、CSR活動の一環として取り組む「未来のメロディ~子どもたちに音楽を贈るプロジェクト~」で2025年8月~12月に、国内の児童養護施設やエチオピアの小学校へ楽器など計302点を寄贈した。同社が3月16日、発表した。
1969(昭和44)年創業の同社は、ピアノやエレクトーンの楽器販売・教室事業を展開する国内最大の総合楽器店。全国に拠点を持つ特性を生かし、各地域に根ざした企業と共働した商品開発やイベント企画を行ってきた。
同プロジェクトでは、国内15カ所の児童養護施設とエチオピアの小学校に対し、ギターやウクレレなどの楽器本体のほか、弦や譜面台などの関連用品を提供。楽器に触れる機会が限られている子どもたちに、演奏の機会を提供することを目的とする取り組みを行う。家庭環境や社会環境などの影響で楽器に触れる機会が限られる子どもたちに、「音楽の楽しさや楽器を奏でる喜びを届け、音楽を通じて子どもたちの未来を豊かにする」ことを目指すという。
国内施設のうち、近隣に同社店舗がある施設ではスタッフが訪問し、演奏レクチャーや既存楽器のメンテナンスを行った。寄贈した楽器は、アコースティックギター11本、エレキギター2本、エレキベース5本、ウクレレ4本。弦や教則本、チューナーなどの消耗品やアクセサリー類も提供した。
今回、2013(平成25)年~2018(平成30)年で実施していた海外支援を再開。JICA(国際協力機構)のプログラムに賛同し、エチオピア・アディスアベバ市の小学校には、アコースティックギター10本とウクレレを5本を寄贈した。
「音楽の楽しさを提供し、音楽を楽しむ人を一人でも多くつくる」を理念に掲げる同社は、全国40都道府県に店舗を展開。楽器販売や音楽教室を中心に、修理やイベント運営なども手がける。同社は「今後も、音楽を通じた社会貢献活動を通じて、音楽文化の裾野拡大に取り組みたい」としている。