ガラス工芸品の製造販売を手がける工房「TABLEAU(タブロー)」(江戸川区平井3)が11月5日、江戸切子の新作「Fleur(フルール)-華亀甲 2026 クリスタルグラス」を発売した。
1989(平成元)年に創業した同社。「TABLEAU」はフランス語で絵画を意味し、江戸切子・江戸硝子・彫刻硝子の伝統技術とヨーロッパの感性を融合した作品を展開している。
新作の江戸切子は、「吉祥文様『亀甲紋』の端正なたたずまいに花びらのような曲線と輝きを加えた」という独自の意匠で、「伝統と革新が調和するデザインが特徴」だという。「透き」「金赤」「ルリ」「紫」の4色展開で、2026年の年号を刻印した特別仕様。「透き」はカットの精巧さを引き立て、「金赤・ルリ・紫」は華やかさと品格を添えるという。
新春の贈り物、企業の周年記念、就任・退任祝いなど、節目のシーンにふさわしい記念品として提案していく方針。
同社担当者は「この商品はは伝統と革新を象徴する、新しい形の江戸切子。伝統の技術を支えるのは、熟練職人による手仕事。その伝統と歴史を受け継ぎながら、当社にしかできないハンドメードガラスで未来へとつないでいきたい」と話す。
価格は、透き=1万1,000円、ルリ=1万6,500円、金赤・紫=1万7,600円。素材はクリスタルガラスで、容量は200ミリリットル。公式オンラインショップやアマゾン、全国主要百貨店で扱う。