江戸川区内で初めての民間産後ケアホテル「Coral Sango Salon産後ケアホテル」(江戸川区平井3)が開業して、12月20日で2カ月を迎える。
同ホテルは台湾では一般的になっている産後ケア専門の宿泊施設で、異文化の日本で出産経験をした台湾人ママと仕事と育児に奮闘している日本人パパ、産後ケアに対する情熱を持つ助産師の3人が中心となって開業。産後うつや産後クライシスを緩和することを目的に、ママへの身体的・精神的サポートはもちろん、パパのサポートにも力を入れている。
助産師など専門スタッフが24時間常駐し、食事は産後の栄養摂取を重視。薬膳スープとお茶を組み合わせた「和漢食事」を提供している。ベビーベットにAIスマートモニターを設置し、遠隔で幼児の様子をいつでも確認できる体制を整えている。
12月3日にはパパ向けのベビーマッサージイベントを初開催。この日のために育児休暇を取得した愛媛からの参加者からは「パパ主体のベビーマッサージ体験は聞いたことがなく、楽しい経験ができた」などの声が聞かれた。
運営責任者の呂玉琪(Lu Yuchi)さんは「産後のママたちのためにアットホームな環境と心のこもったおもてなしで、ママたちが心からリラックスできる時間と場所を提供したい。パパ向けのイベントを今後も継続的に開催したい」と話す。
利用料は、産後リフレッシュプラン2泊3日10万円(パパ宿泊料込)、ロングステイプラン6泊7日25万円(パパ宿泊料込)ほか、ショートプランもあり。