
NPO法人「EPOここね」が運営する「COCOLON BASE(ココロンベース)」(江戸川区篠崎7)で8月31日、重症心身障害児や医療的ケアが必要な子どもたちとその家族・支援者を対象としたエンターテインメントイベント「ばくわら」が開催される。
同イベントは、重症心身障害児が参加しやすいことに重点を置きながら、障害や医療的ケアの有無、年齢や性別などにかかわらず、誰でも参加することができるように企画。医療的ケアが必要な参加者にも対応できる設備を整え、おむつ交換スペースを設けるほか、医療デバイスの電源確保も可能。劇場よりも身近な場所で、リラックスした状態で「お笑い」を楽しむことができるようにする。
「COCOLON」は、重症心身障害児とその家族・支援者のコミュニティー。「つながり」「学び」「遊び」「楽しみ」を軸にしたイベントを通じて、交流と情報交換の機会を創出している。イベントを通じ、SDGsの目標「全ての人に健康と福祉を」「住み続けられるまちづくりを」の体現も目指す。
当日は、ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人「イヌコネクション」「かごしま太郎」「ホタルイカ」が出演を予定。
同NPO理事長の齋藤えりかさんは「昨年も夏休みの終わりに同様のイベントを開き、重症心身障害児や医療的ケアが必要な子どもと家族が多く参加し、会場は終始笑顔に包まれた。今年もマット席や椅子席を用意し、寝転んで観覧できるスタイルで、参加しやすい環境を整える」と話す。
12時30分開場、13時開演。一般の参加費は、大人=2,000円、子ども=1,000円。定員は10組30人。