
1805年に創業し、今年で220周年を迎える老舗くず餅店「船橋屋」(江東区亀戸)が7月11日から、期間限定商品「杏とココナッツの白玉しるこ」を「シャポー小岩店」で販売する。
同商品は、まろやかなココナツ風味の白餡(あん)に、甘酸っぱい杏のピューレ、小豆餡を重ねた3層仕立ての冷製汁粉。上にはローストココナツをまぶした白玉を添え、「香ばしさと食感のアクセントを加えている」という。
船橋屋は、関東風のくず餅で知られる老舗和菓子店。今回の新作は「夏にも楽しめるあんこ菓子」をコンセプトに開発した。「白玉しるこ=冬」というイメージを払拭し、冷やしてももちもち感を損なわない白玉と、南国素材であるココナツを組み合わせることで、「和菓子の新たな魅力を提案する」という。
同店開発担当者は「白玉汁粉といえば冬のイメージが強いが、『夏こそ楽しめる餡』を提案したいと考え、異国の素材であるココナツと杏を、あえてかけ合わせた。冷やしても食感が損なわれない白玉と、ローストココナツの香ばしさがアクセントになっている。『餡=重い』のイメージを変える爽やかな一品。和とトロピカルの融合を、ぜひ味わってほしい」と呼びかける。
価格は660円。営業時間は10時~21時(日曜のみ20時30分まで)。シャポー船橋、シャポー市川で扱う。今月21日まで。