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東小岩「山田や酒店」の蔵でTシャツ展 音楽モチーフの作品そろう

オーナーで作家の山田秀寿さん。築90年の蔵に、シルクスクリーンで刷った自作のTシャツが並ぶ。「LIFE IS MUSIC」といっても過言ではないというほど音楽を愛する山田さんの作品は、随所に楽器や音のモチーフが。

オーナーで作家の山田秀寿さん。築90年の蔵に、シルクスクリーンで刷った自作のTシャツが並ぶ。「LIFE IS MUSIC」といっても過言ではないというほど音楽を愛する山田さんの作品は、随所に楽器や音のモチーフが。

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 東小岩のアートスペース「The East End Gallery(江戸川区東小岩5)」で現在、ギャラリーオーナーで作家の山田秀寿さんによるシルクスクリーン・プリントTシャツ展「THE EASTEND SUMMER」が開催されている。

ロンドン滞在時にアーティスト活動していた際の作品

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 1934(昭和9)年創業の「山田や酒店」を母体とし、築90年を超える蔵を2024年よりアートスペースとして活用している同ギャラリー。千葉県船橋市にある本家の酒販店から独立した山田さんの祖父が、現地に開業したのが始まり。

 これまでアメリカ人写真家を含む国内外のアーティストを招き、展示会を多数主催してきた。山田さん自身も1990年代前半より平面作品の制作を手がけ、1999(平成11)年にはロンドン・イーストエンドでフリーランスアーティストとして活動。カルチャー誌「DAZED & CONFUSED」のアートディレクターとの出会いから、ロンドンファッションウイークのグラフィック制作にも携わった経歴を持つ。

 展示しているTシャツは、山田さんが2010年代前半より取り組んできたシルクスクリーン技法によるもので、原画から仕上げまで全ての工程を自身で手がけている。「LIFE IS MUSIC」と語るほど音楽を愛する山田さんの作品には、ギターや音楽をテーマとしたモチーフが多く登場する。

 山田さんは「画家・大竹伸朗さんに心引かれ、宇和島の造船所まで会いに行った。快く受け入れてくれた大竹さんとの出会いが、今の自分の作家活動にも大きな影響を与えている」と振り返り、「作品は一枚一枚が異なる味わいを持ち、緊張感のある作業だが、それが魅力でもある。訪れた方が音楽を感じ、楽しんでいただけたら」と話す。

 営業時間は13時~21時(金曜・土曜は22時まで)。木曜定休。10月5日まで。

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