「2023年ルドルフとイッパイアッテナフェスタ」が11月19日、上小岩天祖神社(江戸川区北小岩6)で開催された。主催は、北小岩出身のドイツ文学者・児童文学作家斉藤洋さんの著書「ルドルフとイッパイアッテナ」を地域に広めるために活動しているルドルフ応援団。
作者の斉藤さんとルドルフ応援団メンバー=北小岩で「ルドルフとイッパイアッテナフェスタ」 作者も地元ファンと交流
同書は北小岩が舞台で、地元の住民にはなじみのある場所が多数登場する。そこで地元有志がルドルフ文学を広めること、訪れたファンが迷うことなく聖地巡礼ができるまちづくりを整備することを目的に同フェスタを企画した。今年で3回目。
小学校OB会、飲食店、コーヒー店、ハンドメード作家などが出展したほか、ブースでは斉藤さん自身が命名したルドルフの菓子、コーヒーなども販売。「ルドルフメロンパン」「ひとつでも幸せがイッパイアッテナマカロン」は開始から2時間ほどで完売。同書の紙芝居版の読み聞かせコーナーやペーパークラフトのワークショップも開催。イベント終盤には斉藤さんも登場し、創作エピソードも交えたトークに始終、笑顔に包まれた。
実行委員長の石川敏邦さんは「過去3回の中で今回が一番の集客だった。今後は本やDVDの販売なども視野に入れながら、継続してフェスタを開催していきたい」と話す。