
全国農業協同組合中央会とNHKが主催する「日本農業賞」の第54回特別賞・集団組織の部に、江戸川区内で「生で食べられる小松菜」を栽培する「K&Kファーム」が輝いた。
同園を運営するのは、小原農園(江戸川区春江町2)を経営する4代目農家の小原英行さんと、門倉農園(鹿骨町4)を営む6代目農家の門倉周史さん。3月8日、NHKホール(渋谷区)で表彰式が行われた。
K&K Farmは、両園合計栽培面積約5反(1500坪)で小松菜を栽培。学校給食事業のほか、百貨店やスーパーに出荷。被災地やフードバンクへの支援事業も行っている。同園で栽培した小松菜は大きく、えぐみがないため生で食べられるのが特徴だという。
先代から受け継いできた農園技術を、小原さんと門倉さんが農業経営について突き詰めて話し合い、多くの意見や思いが合致。2017(平成29)年、経営の一部を共同で行う形で活動をスタート。2020年3月にはコロナ禍の影響で、メインの販売先だった学校給食の全てが3カ月ストップ。その際、互いに全力で協力し合って対応したという。その経験や互いの対応力の高さから、より多くの面で共同経営していけると決意し「K&K Farm」を名乗り、本格的に事業を始めた。
今回の受賞について、門倉さんは「K&K Farm」として受賞できて大変光栄。これまで支えてくださった皆さんに感謝し、今後も地域社会に貢献できるよう、さらに努力していきたい」と意気込む。
生産で心かげていることについては、「自然環境に柔軟に対応しながら、植物生理に基づいた栽培管理を常々心がけている。ただ栽培するだけではなく、経営者目線を持ち、計画的で安定している栽培を目指している」と話す。