「魔女の宅急便」の作者であ江戸川区区民栄誉賞の初受賞者である角野栄子さんの世界観を表現した「魔法の文学館」が11月3日、なぎさ公園(江戸川区南葛西7)内にオープンした。
設計は建築家の隈研吾さん、館内の内装デザインはアートディレクター・くぼしまりおさんが手がけた。自然と一体化した花のような純白の建物で、花びらが広がるようなデザインした屋根「フラワールーフ」が特徴。屋外のテラスや芝生の上でも本を読むことができ、四季折々に咲く花々を楽しみながら、本を読むことができる。
館内は「魔女の宅急便」の舞台「コリコ町」をイメージしたイチゴ色の世界が広がり、角野さんの代表作のキャラクターが登場するプロジェクトマッピングを壁一面に映し出す。
3階の「カフェ・キキ」からは旧江戸川を一望できる。角野さんの作品に登場するスペシャルメニューや、同店のみで提供するメニューも多数用意する。
開館時間は9時30分~17時30分(最終入館は16時30分)。火曜と年末年始休館。入館料は、一般(15歳以上)=700円、子ども(4歳~中学生)=300円。入館は日時指定の事前予約制(予約状況に余裕がある場合は、館の窓口で当日予約も受け付ける)。