「銭湯昔遊びの会」が10月6日、第二寿湯(江戸川区江戸川1)で開かれた。
1時間ごとの2部制で、前半だけでも120人を超える来場者でにぎわった。公衆浴場組合江戸川支部が主催し、区内の銭湯店主や江戸川区青少年委員会メンバーも協力して現場を手伝い、子どもたちに昔遊びの場を提供した。同組合は、地域貢献と銭湯文化存続のために定期的にさまざまなイベントを開いており、今回もその一環。
同浴場外スペースには、こまと輪投げのコーナーを設け、スタッフらにコツを教えてもらいながら昔遊びに取り組む親子の様子が見られた。屋内ブースは、男女の脱衣場の仕切りを開放して空間を作り、紙芝居、割り箸鉄砲、塗り絵、工作を行ったほか、コーナーを巡ってスタンプを集め景品と交換する景品交換所を設けた。景品にはえどがわ銭湯応援キャラクター「お湯の富士」のがま口や風呂ポーチなどを用意し、銭湯ファンだという参加者らが喜んで手にする姿も見られた。
イベント終盤には銭湯応援キャラクター「お湯の富士」の着ぐるみが登場し、記念撮影を楽しむ子どもたちの姿もあった。
同組合江戸川支部長で第二寿湯店主の鴫原和行さんは「今年も多くのお客さまに楽しんでもらえた。昨年はブースを詰めすぎてしまった部分もあったが、今年は動線確保に努め、回遊しやすいよう工夫した。お湯の富士は昨年も登場し、人気だった」と話す。