1963(昭和38)年の開園以来、地域の拠点として活用されてきた小岩公園(江戸川区北小岩6)の東側エリアのリニューアル工事が終わり、3月21日、供用が始まった。
開園60年以上が経過した同園は昨年3月末に西側エリアの改修工事を行い、バリアフリー対応にも対応した「みんなのこうえん」として生まれ変わった。東側エリアもテニスコートやバスケットコートの再整備を行い、見通しがいいい広場となっている。
当日は朝から穏やかな晴天で、早い時間帯からテニスやバスケットを楽しむ老若男女の姿が見られた。「ついに完成したね」という声とともに、自転車を止めて立ち寄る親子連れの姿もあった。
バスケットコート横には桜の木を新たに植林。つぼみが膨らみ、風景に彩りを添える。江戸川区は2022年、「地域住民にとっての身近な公園が『地域の庭』のようになってほしい」という思いを込め、「みんなのこうえん」プロジェクトを開始。同園をはじめ、区内の複数の公園でワークショップを開いている。同プロジェクトでは、公園で清掃や花壇づくりなどのボランティア活動をしたり、季節に応じて地域のイベントを行ったりするなど、地域住民と一体となって公園づくりに取り組んでいる。
同園内には、茶会や集会など、地域のくつろぎの場として1980(昭和56)年11月3日に開設した数寄屋造りの純日本風建造物「甲和亭」もある。甲和の名は、奈良東大寺正倉院に保存されてきた戸籍から、この「小岩」の地に甲和という村があったことに由来する。今回、甲和亭の周囲一帯も整備した。
リニューアルオープンを楽しみにしていたという親子は「バスケットコートがきれいになってうれしい。桜の開花も待ち遠しく、これから先も子どもと通い続けたい」と話していた。