全国の中高生が参加する「日学・黒板アート甲子園2025」ジュニアの部で、江戸川区立南葛西中学校(江戸川区南葛西5)が優秀賞を受賞した。
黒板・ホワイトボードメーカーの日学(品川区)が主催する同大会は今年で10回目。11月24日、武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスで表彰式が開かれ、メイン大会・ジュニアの部それぞれ6作品、計12作品のノミネートから最優秀賞・優秀賞・入賞が発表された。
同校の受賞作「DREAM」は、黒板全体を使い、夢を追う若者の姿や光の表情を緻密に描いた作品で、その構成力と表現力が高く評価された。
大会は年々規模を拡大しており、日学によると、大会創設以来の応募総数はメイン大会で1268作品、ジュニアの部・白板の部・動画の部を合わせると2078作品に上る。今大会のジュニアの部は172作品の応募があり、昨年の最多応募数を更新した。
日学の吉田朋弘社長は「黒板アート甲子園は2015(平成27)年のプレ大会で始まり、ここまで続けてこられた。最大の理由は、やはり何よりも中高生の皆さんのパッション。当社は、才能ある若者たちが、自分の力を信じてチャレンジできる舞台を、これからも提供し続けたいと考えている」と話す。
同校は受賞作について「この作品は『みんなの夢』を題材にした。ミラーボールは各自の夢を集合させたものとして表されており、形がバラバラで様々な色を放っているのはみんなの夢が彩り豊かなものという意味で描いた」と発表した。
審査評として「多彩な色を放つミラーボールで夢の集合体を表現した作品。色彩豊かで表情もいきいきとしており、描く楽しさが画面全体にあふれている。見る人に明るさや元気を与える、エネルギーに満ちた作品」としている。