小岩稲荷大鷲神社(江戸川区東小岩5)で「酉(とり)の市」が始まった。今年の「一の酉」は11月12日、「二の酉」は11月24日で、商売繁盛や家内安全を願い、両日ともに熊手の販売や祈とう札の授与を行う。
同神社は1863年に創建され、大鷲神社を合祀(ごうし)しているといわれ、小岩神社(東小岩6)の摂社。一の酉の朝はカラリとした秋晴れとなり、早い時間から近隣住民らが熊手や祈とう札を求めて足を運ぶ姿が見られた。
神社で開運熊手お守りの授与を受けた人向けに抽選会も行い、さまざまな景品を用意している。二の酉では「二東睦」による鼓吹ばやしも予定。
熊手を購入し、祈とう札を受け取った地元住民は「おかめや升のデザインが施された熊手が並び、どれがいいか迷った。『ますます商売繁盛』のいわれがあると聞き、升の熊手を購入した。夜も独特の活気が出るので来てみたかったが、朝早い方が種類も多いと思い、来ることにした」と話していた。
開催時間は両日とも7時~23時。鼓吹ばやしの演奏は24日の15時~16時と18時~20時。